Road to Salvation

【本日の一枚】
Martie Peters Group(MPG)/Road to Salvation (2007)
ロード・トゥ・サルヴェイション

PUSHの時代からWHITE LIONとの(もしくはMike Trampとの)比較で語られることの多いMartie Peters率いるMPGの新譜である。PUSH時代から変わらないPOPな味わいはやはりWHITE LIONを彷彿させる箇所が多々あり。ただ今回は、若干全体のプロダクションにおけるリバーブ感が深まり、音に厚みが出た分ギター・エッジが目立ち、時折Martieの声が蜃気楼の彼方に・・という印象を持つ箇所も。これはこれで一つの”HARD ROCK BAND”としての完成形アルバムであり素敵だとは思うのだが、「メロディ重視」の私としては、なんだかもったいない気がする点も・・。もっとカッチリしたトーンの方がMartieには合うような・・(私見ですが)。#2,3,7,8,10のような「普遍的なHARD POP SOUNDをベースにクオリティの低下は感じられない、むしろ安定した実力を感じさせてくれる「安心印」のバンドでもあるので、今後はMartieの声とともに、もう一つバンドの看板となる強力なものを打ち立てていくことが求められるのかな?今年リリースが噂されているWHITE LIONの新譜とやらも気になりますが、まずはこちらで一息いれときますか。

◆HP: http://www.martiepeters.com
MYSPACE: http://www.myspace.com/martiepetersgroup