The Power Of The Night


 
【本日の一枚】は元気の出る一枚を。Stan MeissnerがPeter Fredetteと組んだヘロディアス・ハード・プロジェクトの2000年に発表されたMetropolisのアルバム。Journeyあたりを彷彿させてくれる満足感いっぱいになれるAOR/産業ロック。確か一番最初はネット上のどこかのサイトで試聴してノックアウト→なんじゃこれは?→輸入盤GET→ほどよく日本盤が出現という順番だったと思います。"Wild & Blue"は曲にフックがあり、凛としたドライブ感溢れるナンバー。"Never Look Back"は、これまたメロディアスなナンバー。叙情的なメロディがテンポに負けることなく程よく調和されております。5曲目のTOTOっぽい"Restless Moon"や8曲目の”The Eyes Of Love”はバックに流れるピアノ/シンセサイザーの音がとても心地よい。メロディも展開が読めるのだが、随所に細かい気配りというか、仕掛けがしてあり、聴きこめば聴きこむほどにおいしいとてもメロディアスなバラード・ナンバー同士で、オススメの2曲です。6曲目の"A Million Miles Away"は出だしのピアノから流れを受け継いだギターリフがとても印象的な好ナンバー。7曲目の"Whatever It Is"はSteve Dorffとの共作のナンバーで、私なんか出だしでもう駄目(笑)。私にとっては最高のキラーチューン。日本盤はカヴァーアートが別物のオリジナルで出ましたが、もうこれも廃盤なんですねえ。Stan MeissnerのSoloも同じく(CDだとめちゃくちゃ高い。)良いものが長く簡単に手に入る状態を作ることってやはり難しいのか、はたまたこれを「良い」と思えることが一般的でないのか・・。消費社会の流れと簡単に割り切れない心境です。